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5/14/2011

テニスの試合とお飲物

アレックスが先週末テニスの試合をしに行った。
といっても、所属しているテニスクラブ内だけでの試合なので、お遊びの延長だ。

なんとアレックス、その日は対戦相手に恵まれて準決勝まで勝ち進み(しかしそこでぼろ負けした)、決勝は観客席での観戦となった。
その試合のあとのこと。
テニスクラブが決勝を観戦していた人たちに、飲み物と軽食を振る舞った。

ところで、これはテニスをしていると、よくあること。
テニスのトーナメントを開催すると、下手すると一日中試合があったりする。そういう場合に、クラブ側が試合の合間や試合後、「気分転換」や「お疲れさま」のリフレッシュメントを提供するのだ。

しかしあたしが驚いたのは、イタリアのテニスクラブでは、冷えたスパークリングワインが出されるということ。もちろん試合後の乾いた喉には、冷えた発泡ワインの一杯なんてあっという間に入ってしまうので、たくさん用意されている。
(飲酒運転は大丈夫なのだろうか?ーーはい、大丈夫なのです、イタリアですからw)

タラッリ   
確かにイタリアはワインが安いが、こういうところでさりげなく泡のワインを出されると、テニスクラブの株も上がるというものだ。あたしならもちろんこのサービスにA+をつける!

一緒に出されたおつまみは、タラッリという輪っかになった乾パンのようなものと、ポテトチップス。これが昼間の軽食だったら、ピザや小振りのサンドイッチ、オリーブやサラミやチーズが山のように出たはずだ。



http://pipercubeba.blogspot.com/2010/11/stuzzichini.html

http://ilgamberetto.blogspot.com/2010/06/stuzzichini-tricolore.html



ちなみに、アメリカのテニスクラブだとどうか。
アメリカでは、同じ場面でビールやコーラが出る。
http://www.mcfats.com/
それもちゃんとノンアルコールやカロリー低めのものまで用意されているところがアメリカならでは。軽食ではホットドッグ、バーガー、ポテトチップスが王道だ。そのまま家族交えてのバーベキュー大会になるときも多い。
こんなことにも、やっぱりお国柄が反映されるのだ・・・。






 しかし、ここで驚いてはいけない。テニスの発祥地イギリス。
さあ、イギリスのテニスクラブのお飲物はなんでしょう?


アレックスが初めてイギリスのテニスクラブで対抗試合に出たとき、帰宅早々
「紅茶だよ!紅茶が出た!紅茶とビスケット!」
と興奮して話してくれた。
イギリスのテニスクラブでは試合の合間に、マグカップに入った熱い紅茶を飲むのだそうだ。

http://www.fotolibra.com/gallery/23406/victorian-tennis-and-tea-on-lawn-circa-1880/


想像してください、コートわきのクラブハウスで、きちんとテーブルに着いた紳士淑女たちが、ティーバッグの糸がぶら下がった紅茶の湯気をかぎ、そこにミルクを注ぎ、お皿に盛られたクッキー(のことをビスケットとイギリスでは呼ぶ)を食べる姿・・・。
なんだか古き良き英国を感じませんか?





しかしながら、イギリスでは、試合「後」は話がまったく別。

「パブ!パブでとにかく一杯!」
シャワーを急いですませ、みんなで近場のパブ(ビアホール)に繰り出して、まずは1パイント(568ml)。さっきまでの静かな紳士ぶりが急変し、気の利いたジョークと笑い声がパブに満ちるのです・・・。
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/retailandconsumer/8086093/UK-pub-goers-drink-88m-fewer-pints-as-beer-sales-drop.html

http://www.guardian.co.uk/uk/2006/jul/01/health.drugsandalcohol


「来週さあ、こないだの試合で知り合った人がテニスに誘ってくれたんだけど。いいかな?」
アレックスが訊く。
いいよお。こうして交遊の輪が広がるのは、スポーツのいいところだなあ。
次回はあたしも、試合を観戦してお相伴にあずかろうかしら。

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2/16/2011

シャバの飯

写真素材 PIXTA
これはうちの大学じゃなく「ワシントン大学」(c) とっぴん|写真素材 PIXTA

たまには、テキサスの話を。

私はテキサスのとある大学で働いていた。広大なキャンパスの中にある小さなオフィス。毎日学生に囲まれた、楽しい日々だった。

確か、その日は、いつも車を停めている駐車場がいっぱいだったのだと思う。

とにかくだだっ広いテキサスでは、土地が有り余っているため、駐車場は縦にではなく、横に伸びる。

だから端から歩くと軽く5分かかったりする。
車内温度52℃を記録するような時期には、5分の距離を歩くのは正直辛い。

もっと近い駐車場を探してそこをでた。

入ろうと思った小道が一方通行だったから、手前でUターンしようと、わきのセブンイレブンのついたガソリンスタンドの駐車場に入った。

写真素材 PIXTA
(c) bwinds|写真素材 PIXTA

このコンビ二は24時間営業な上、大学の敷地と隣接しているので、大学生がガスを入れたりちょっとした買い物に行く所のようだ。マクドナルドも裏にある。
キャンパス内の賑やかさが感じられる一角だった。


コンビ二の前の駐車場をぐるっと回って、道路に戻ろうとしたときに、こわもてのおじさんがガソリンを入れながらあたしを(あたしの車を)じろじろ見ていた。

「テキサスチェーンソー殺人」とか「大学で無差別射撃」とかタイトルのついた新聞の犯人として一面に載りそうなご面相だった。(失礼)


あたしは能天気な日本人なので、危ない場所とか、危なそうな人とかの区別があまりつかない。それでも、その時は「こわそうなおっちゃん〜〜」と思った。
・・・思っただけで忘れた。

ところが、後日、ある日本人学生からこんな話を聞いて、ちょっと認識が変わった。

学生いわく「あのセブンイレブンとかマクドの辺、ちょっと治安がよくないんっすよ。女の人は、気をつけたほうがいいですよ」というのだ。
ちなみに彼は関西人なのでマクド、と呼んだ。

その学生が言うには、この大学の東のはずれに、刑務所があるのだとか。
殺人犯を収容する施設ではないものの、軽犯罪を犯したお歴々が収容されている。

「・・・脱走してくんの?(恐)」と聞くと、

脱走までは「そう頻繁には」ないけれど、
刑期を終えて正門の鉄の扉から出てきた方々が、最初にシャバの空気に触れるのが、じつはこの大学の周りということになるんだそうです。

だから、
「俺がマクドに行った時にね、ごっつい太い腕に刺青した、2メートルとかある、ものすげー怖い兄ちゃんがいて、『カネくれ』って言うんですよ」

ひゃあああああ〜!

「俺、うわ、この人、『出てきた人』だ!って思って、すっげ怖かったんで『すいません、金ないんですけど』っていったんだけど、
そこにいた日本人の友達が、小声で『小銭だせ、小銭!』っていうんです。

で、ポケット探って、入ってた小銭を『コレしかないんですけど』って、あげたんすよ。」

そしたら?

「そしたら、ども、っていって、他の人にもたかってました。」

小銭あげたんだ〜。あたし怖くて逃げそうだわ。と言うと、

「あ、小銭ね、財布と分けて、どっかに入れといた方がいいらしいっすよ。
財布出すと、根こそぎもってかれるけど、
小銭だけでもちょろっと出すと、それでもとりあえず我慢してくれるらしいんで。

アメ人の友達が言ってました。」

そそそ、そうなんだ・・・。あたしもしなければ・・・。

「特に日本人なんか、カネ持ってると思われてて、しかも弱そうなんで。
たかられやすいんですよ。
あそこのガススタンドも危ないっすよ。気ぃつけてくださいね。
とくに新しい車に乗ってると、危険ですよ。」

あたし!こないだじろじろ見られてたのは、そういうことだったのね!
(その時は、新車のフォードに乗っていた)

写真素材 PIXTA
(c) RAV1173|写真素材 PIXTA

「気をつけるよ・・・ありがとう、教えてくれて」
「いいっすよ。でね、とにかくそのマックの人・・・皆からもらったお金でハンバーガー買ってました。」

シャバに出て食べる最初のご飯が、マックのハンバーガーなんて、やっぱりアメリカンですねぇw

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3/29/2010

日焼けしてなんぼ

ヨーロッパ人のステイタスシンボルといえば、家(住所)、車、宝石、などにつづいて、日焼けだ。
というのがあたしの意見。(白人系に限っては、かな)

皮膚がんの横行、しみそばかすも、どこ吹く風〜
春のイースター休暇から夏が終わるまで、トースターにでも入って焼いて来たような茶色の肌の人々が、町を闊歩する。

これは、イギリスでもイタリアでもドイツでもスペインでも同じだ。
写真素材 PIXTA
(c) sasa|写真素材 PIXTA

日焼けの程度で、休暇の成功度が計れるため、彼女や奥さんを幸せにしたい男性たちは、真っ黒になれる休暇地を探すのに必死にならざるを得ない。

それもできれば海辺で、Sudoku(数独)かうたた寝でもしながら、寝そべって焼くのが最もよい休暇だとされていて、 そのために、夏だけ海辺の別荘を借りたり、南国まで行って最強の日差しで短期に効率よく焼くことも検討される。

さて、それゆえ、休暇中のビーチは日焼けに余念がないひとで埋め尽くされる。
あらゆる角度からカンペキに日焼けをするため、アルミの反射板を持参で首の下を焼いたり、もちろん水着の上をとりはらって、胸までまんべんなく焼く女性たちの姿も、とても多い。

写真素材 PIXTA
(c) Takuya K.|写真素材 PIXTA

だから夏のビーチは、 
モデルのような美しい女性の、歩いても揺れないような胸部から、
これはシリコンが入っているだろうと素人目にもわかるメロン大の胸、
孫はおろかひ孫も恐れて退散するような老女の胸部まで、
むねむねむねむね、の花盛りだ。

また、水着の下が「ヒモ状態」の場合は、ヒモをゆるめると太ももにも陽をあてることができるので、なおよいということだ・・・。ごくっ。


妻帯男性諸君にしてみれば、これはもう、奥さんの希望をいれての家族休暇というよりも、

この光景をこころゆくまで堪能するために、1年必死で働いているというのが正しかろう・・・・。


思いかえせば、かつて住んでいたテキサスのアパートのプールでも、常にデッキチェアを占領しているのは、ヨーロッパ人集団だった。

母国に帰って
「どこでそんなに焼いたの!?」ときかれ
「ああ、テキサスに住んでるから自然に焼けちゃうの」
と言うのが何より楽しみだと話していた。

・・・それを知っていたせいで、とある結婚式によばれたときに、
花嫁がそれはそれはこんがりと綺麗に日焼けしていたので、

「あなた、ほんっとうに、キレイに焼けてるわね。うらやましいわ」

と褒めたところ

「あたしもともと、こういう肌の色なの。」


と言われたのを、今でも申し訳なく思っている。彼女はメキシコ系だったのだ。



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3/11/2010

世界半周眼科の旅 テキサス編2

世界半周眼科の旅 テキサス編1へ

とにかく検査は終了。眼科をあとにしました。
一歩、ドアを出て眼科の外の通路にでたとたん。

ま、まぶしい!

手で顔を覆いたいくらいまぶしい。

薄目をあけて、そろそろと足を踏み出すものの、目の前がしろい!
瞳(瞳孔)に光がに入りすぎていて、景色が白いんです。

サングラスがいる、ってのはこのことだったのね!おみやげなんかじゃなかった・・・。

かばんに私物のサングラスが入っていたので、早速かけてみる・・・が。
まだまだ、まぶしい。
全然効果ないじゃんーーー。
くうーーー。悲鳴がでるくらい、まぶしいのよ。

友達との待ち合わせに遅れそうなので、座り込んで待つ気分にもなれず、となれば前進あるのみ!!

ガン飛ばしてるヤンキー兄ちゃんみたいに(表現が古いな)
限りなく閉じているに近い、細〜い薄目をあけて、
ゆっくり歩いて建物を出ると、そこには、真っ白な外の世界がありました・・・。

しろい。白いよ。何も見えない〜〜〜。

自分の手も見えないのに、車の運転なんてできない・・・。

そこで思い出した、例のサングラス!
これでなら、見えないこともないかも?

ひとまずぺろっと、筒状にまるまったサングラスを引き伸ばし、顔にくっつけてみる。 お、ちょっとマシ。

けど、あたしって、アホな姿〜。
犯罪の容疑者の目元を黒く塗った写真を地で行ってるよ。はずかし。
ってか、これ大きすぎて、まるまってくるよ。固定できない。

曇り空はすっかり晴れて、夏のような日差しが照りつけるなか、奇妙なサングラスを顔にくっつけて、だけど、鼻が低いせいで固定できず、片手をあてたまま、車に乗って友達との待ち合わせ場所に移動しましたとさ。

危なかった。アメリカの眼科、危険なり。

その後、数時間は、日陰を探して移動し続けましたとさ。
「そこの影に入れて。」

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世界半周眼科の旅に出る

3/10/2010

世界半周眼科の旅 テキサス編1

コンタクトをくれないイギリスの眼科から、イタリアのオーダーメイド・コンタクト眼科まで、超ど近眼の私の眼科めぐりの旅をおとどけします。

今日はアメリカの眼科のお話。

アメリカの医療機関の常ですが、
やはり眼科でも、初診の際には、個人情報公開と診療方法に同意する、という書類を書かされます。法律には、非常に厳しい訴訟大国アメリカ。

で、同意? するよ、する。しないと診てもらえないもん。

そこの1項に、こんなことが。

「今回の診療で、○○○という検査があり、それをすると、3−6時間は目がくらむ、物が見えにくい、まぶしいなどの副作用を起こすことがあります。
車の運転をするかたは、注意が必要です。この検査に同意しますか?」

同意?するよ、する。しないとメンドクサイことになるもん。

そのうち、名前を呼ばれて、診察室へ。

(診察中。しばらくおまちください)