内気なせいか、運がないせいか、「彼女いない暦=(イコール)年齢」を自称する男子諸君のことを、各語の頭文字をとって「KIRIN (キリン)」と呼ぶそうだ。
あまりの秀逸なネーミングに、2ちゃんねる読者でもないのに賞賛の拍手をおくってしまった。
彼女がいない=その男性に魅力がない
わけではないはずだが、
こういう新語が造成されるところを見ると、草食系「キリン」男子は続々増殖中なのだろう。
わけではないはずだが、
こういう新語が造成されるところを見ると、草食系「キリン」男子は続々増殖中なのだろう。
(c) kerotaro|写真素材 PIXTA
じつは、恋の国イタリアでも、男子の総・草食化が進行しだした。
もともと、マンマの権力が強いイタリアだから、女子の肉食化、男子の草食化の素地はあったはずなのだが、最近それが顕著だ。
女子はどんどん強くなり、おされて男子が弱くなる。
女子はどんどん強くなり、おされて男子が弱くなる。
まず、イタリアの女子が強くなる秘密は「綺麗」だと褒められて育つせいだ。
たとえ実際「キレイに」生まれてこなくても、名前のかわりに「チャオ、ベッラ(美人さん)!」。
イタリアでは、すべからく女性は「ベッラ」と呼ばれる対象なので、成人したイタリア人女子は、その程度では眉毛も動かさないほどだ。
しかしながら、この単純な一言にどれほどの威力があるかというのは、世界の人口の半数が同意するところだろう。
「私=ベッラ」が定着した女ほど、この世に強いものなどない。
一方で、男子は、女子を「ベッラ」と呼び、喜ばせることに生涯をかけることになる。
ヨーロッパには女性をたてる風潮が少なからずあるが、イタリアではとくにそれが顕著。
しかし、当然ながら、そこにないもの、特に、存在しない女性の美しさを褒めるというのは至難の技だ。
人生経験を積んだ男性ならまだしも、若い男子にはまず、無理。
恥ずかしくて、嘘くさいことなんかできないのが、若さというものだからだ。(遠い目)
だから、女の子を褒めそこねて恥をかくより、ゲームをするか、サッカーボールを蹴るほうが気楽という事実に気がつくのは、時間の問題。
そうして、草食系男子の一丁あがり、だ。
ただし、日本とちょっと違うのは、意外と「KIRIN」は少ないこと。女子が積極的に男子にアタックするからだ。
イタリア人の「かかあ天下」は、これからも当分続くことだろう。
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