10/26/2010

きんぎょ騒動

いきなりですが(笑)、これから数回にわたって、イタリアまであたしと一緒に引っ越してきた金魚の話をします。

金魚愛好家のかた(引越しの詳細をアップ予定です)も、
金魚なんて小学校以来見たこともないかたも、
楽しんで読んでいって下さいね。



物語は、2008年、イギリスからはじまります。


あたしの住んでいた赤レンガの家(貸家)には大きな庭があり、そこの片隅に青い陶器の瓶(かめ)が置いてありました。
中には睡蓮の鉢が二つ。

前の持ち主が置いて行ったんですね。

冬がおわり、緑のハート形の睡蓮の葉っぱが出だしたころ、あたしはふと、この青い瓶に、赤い金魚を泳がせることを思いつきました。

3−40リットルは入る、庭にある青い瓶。年間280日くらいは雨のふるイギリス北部。

エアーポンプがなくても水替えをこまめにしてやれば、金魚2匹なら大丈夫だろう、と判断して買ってきた、

1匹50円也、の赤い金魚2匹とキンギョソウ。


『カメの底には石をしいて、睡蓮はそのままいれて。うーん、いいんじゃない?
赤い金魚がキンギョソウの間を泳ぐっていうの?
なんちゅーか、風情あるっつーの?
うーん日本の心☆』

シッポのつけねをつついて産卵を促します

『・・とまあ、一人悦にいる日々が続いていたのですが。

その金魚、じつはオスとメスだったようで。
春をむかえて、たまごを生んでしまったんです!

最近やたらつっつきあって、おっかけっこしてるなあと思ってたけど・・・ 

まさか、そんなことになるとは知らぬ、金魚素人の私・・・

昨日水を入れ替えてるときに見たら、
キンギョソウにたまごがついてるのを発見して
きゃーーどうしましょ!と』


『じーーーっと無言でカメを覗き込むあたしと猫のモリーナをみて、アレックスが 

「ほらー2匹100円の金魚でも、だんだん高ついてきたじゃーん」とニヤニヤしているのです・・・』


2011年現在に至るまでの、あたしと金魚の物語は、こうして始まったのです・・・


きいてねえよ金魚 へつづく>>

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2 件のコメント:

  1. 金魚って長生きするんですね。

    以前、お祭りで金魚をすくってきたのですが
    2週間程で亡くなってしまいました・・・
    きっと、私の飼い方が悪かったのでしょう(涙)
    可愛そうな事をしたと後悔しています・・・
    何か久々のコメントなのに暗い話しでゴメンなさい。

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  2. 残念ですが、やはりお祭りの金魚は弱いのが多いという話です。
    こればっかりは、しょうがないですね。

    あたしだって、ここに至るまで、殺「金魚」罪に問われそうなくらいたくさん看取ってますし・・・ひとのこと言えないなあ。

    まさしさんの毎日更新には適いませんが、しばらくがんばってアップしようっと!(さぼりすぎました。反省。)

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