3/30/2011

春の潮風

潮風!  船舶誘導用ランタンと国旗と・・・海。

泳ぐとよくわかるんだけど、地中海は塩からい。
それは、スキューバダイビングをすると目で見える。
なぜって、普段より重りを多く着けないと沈まないから。

これは、地中海は水分の蒸発量が多いせいなのだそうだ。
大きな湾のようになった地中海は水の出入りが少なく、天気もよいせいで水が蒸発し、塩分が残るからだという。

そんな地中海。
太陽が燦々とふりそそぎ、海辺にせり出すような緑の丘が映って、海は濃い緑色に染まる。
沖にでると海はどこまでも青い。
浜辺に立つと、波頭を通過した日差しに、魚の陰がチラリ、チラリと踊る。
海辺の町には太陽と、波の音にやすらぎを求める人々が、夏冬を問わず訪れる。

地中海に面したイタリアには、そんな場所がいくつもある。

美しい海岸線といえばナポリが有名だが、じつはナポリのアマルフィだけが美しいわけではないのですよ。

例えば、ここ、ジェノバの近くにあるポルトフィーノという村だってそう。

湾にそって立つ街並。夏になるとヨットも係留される。
小さな漁村が一転して大富豪の隠れ家的な避暑地となったポルトフィーノは、セレブリティたちの他にも、その美しさを一目見ようと、多くの観光客が訪れる。

そんなウワサを聞きつけ、長い間楽しみにしていたポルトフィーノ。

・・・着いたとたんに、腹痛。(ははは)

嘔吐やなんかの外に見える症状がまったくないまま、腹痛だけが激しくなった。

アレックス「痛そうだね」
あたし「痛い。でも耐える。」
アレックス「・・・帰る?」
あたし「帰らない。帰っても痛いなら、綺麗なところで苦しむ。」

そうして痛みにに耐えながら撮った写真がこれ。
素晴らしいお天気でした。

エメラルドグリーンの透き通った海。湾と思えない。

手前は小さな砂浜。左奥が湾の入り口

浜辺のカフェで、予想外に暖かい春の太陽を楽しむ。

町の教会とそこへ通じる小径


ポルトフィーノより。(腹痛中)

アレックス「病院行く?」
あたし「こんな山奥の海辺に病院なんてないもん」
アレックス「ちょっと戻ればあるよ」
あたし「ここで耐える」

どうしても、イタリアの病院には行きたくないあたしなのでした。(イタリアの医者不審。)
でも、後悔していない!!!
そのくらい綺麗でした。

ちょっとだけアートのお写真も。それは次回。

この投稿の最初に戻る
当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/28/2011

星になった金魚

きんぎょ騒動   
 前回のお話は >>「別居してます」   1〜7話 すべてのリストはこちら


2009年の春は、雨が多かった。

来る日も来る日も雨が降り、金魚親子が泳ぐ青い睡蓮鉢と、新しい木桶の水槽が庭でびちゃびちゃと音を立てていた。


金曜の午後だった。

ふと気づくと、近所の飼い猫が、裏庭の窓の近くにいた。いつもは庭を通過していくだけの猫だ。
気になって窓の側まで歩いて行くと、そのネコは走って逃げて行った。
あたしは真っ先に、金魚を心配した。
 
外敵から金魚を守るために、水槽に網をかけようと思いつつ、網が見苦しいと手をつけずにいた負い目があったからだ。

 
サンダルをつっかけて濡れたコンクリートの上に出て、水槽を覗き込んだ。
悪い予感は当たっていた。
真っ赤なおとうさん金魚が、大きな引っかき傷を作って、暗い水槽の底に沈んでいた。

ああああ! 声にならない悲鳴がもれた。

金魚の赤いからだの左側に、2本の長い爪痕があった。爪痕はウロコをえぐって、白い肉が見えていた。すくいあげて治療しようにも、バラバラになるのではと恐れるほど深い傷だった。

それでも、おとうさん金魚はまだ生きていた。
正気にかえった私は、同じ水槽にいるはずの子金魚を探した。

おとうさん金魚とオレンジになった子供たち
ぜんぶネコにやられてしまったかと諦めるほど長い時間探しつづけて、やっと子金魚を4匹全部見つけた。底の石と水草の陰に動かずにいる。

となりの水槽では、おかあさん金魚と小金魚が6匹、何も知らずに泳いでいた。

おとうさん金魚は、口を不器用に開けたり閉めたり、エラをバタバタひらいて息をしていた。底にしいてある砂利の上に力なく横たわっているだけだった。


この長雨で、水槽の水位が上がっていたのに気がつかなかった、私のせいだった。
怖いもの知らずの金魚が、雨水の入った水槽の中でネコの手の届くところを泳いでいたのだろう。
ネコの爪の一閃は、手頃な大きさの赤い獲物をしとめたのだ。 
ネコを恨む気にはなれなかった。私が網をかけていればよかったのだから。

助からないとわかっているので、いっそのこと、楽にしてやろうかと思ったりした。でも、手を出せなかった。方法も思いつかなかった。

金魚のおとうさんはまだかすかに呼吸を続けていた。
つぶらな黒い目は、青い睡蓮鉢の水の中、さっきまで泳ぎ回っていた緑の水草の下から、揺れる水面を通して空を静かに見上げていた。

私のことも見えていたかもしれない。
おとうさんおかあさん金魚
止んでいた雨がまた降り出した。 私は傘もささずに立っていた。

うつむいて水槽を覗いている私の髪に、雨はさわさわと落ちていた。頬をつたって、冷たい雨とあたたかい涙が落ちて行った。

金魚は痛みを感じないという。私は心からそれを願った。

 
でもそれなら、生と死にはどんな違いがあるのだろう。死ぬ時に意識がただフェードアウトしていくだけなのだろうか。


大きな金魚業者の水槽に「エサ金のコメット」として生まれた「おとうさん」。
たまたま我が家にやってきて、大型魚のエサになる運命をのがれた。
おかあさん金魚と出会って卵をたくさん孵した。

 
この1年間に、黒かった部分がなぜか赤くなり、白い部分が増えたりして、私を混乱させた。水面に出てきて、私の手からエサをとったりした。

休暇中あずけられた友人宅で、7歳の娘によって「エリック」と命名された。
 

ボウフラを食べ、ミジンコに喜んでジャンプした。
大きくなった我が子と一緒の水槽で泳ぎ、先日はまた、おかあさん金魚に愛をささやいていた。
なのに今日、こうして突然命を終えようとしている。


おとうさん金魚のいない睡蓮鉢

魚は、命のはじまりと終わりを、痛みを感じずにいることができるのだろうか?
今はそれは喜ばしいことだった。代わりに私が、痛みに身をよじって泣いた。

おとうさん金魚は、もう動かなくなっていた。弱いものを攻撃するはずの子金魚たちは、静かに遠くから見守っているだけだった。

金魚が死ぬことを、星になる、というらしい。
おとうさん金魚は星になった。

雨が上がっていて、軒先のハンギングバスケットからポタリ、ポタリ、としずくが落ちていた。
当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/25/2011

モヨオス

人間、これに耐えられる者はない。
それは・・・尿意。

催すときには、なにがなんでもモヨオスので、誰もが必死になる。

それでも日本なら、「コンビニコンビニ!」と走るか、「駅!駅のトイレ!」
「公園!」「ファーストフード店!」「デパートの2階!」

とまあ、選択肢が多くてありがたい。

で。
まだ冷静な顔と威厳を保ってトイレのドアの前についてみれば・・・・

コンビニのトイレは「従業員専用。使用はお断りしております」なぬ!?
駅のトイレ・・・には長蛇の列。うっ。

公園のトイレは「故障中。ご迷惑をおかけして・・・」どうせ臭いからいいもんね、と言い聞かす。

ファーストフード店では「ただ今清掃中ですぺこり、という絵の黄色のプラスチック板)」

そしてデパートの二階は広い。「ないないないない!どこだどこだどこだ!
切羽詰まる。どうしようもないので、我慢するしかない。

アレックスならそこで「シュワシュワシュワ〜」と水の音を口まねして、あなたに殺意を抱かせるだろう。

イタリアでは、家を一歩出るとトイレが見当たらないという現象は普通。

よほどその町を熟知してトイレマップでも持っていれば別だが、旅行者には辛い国の一つだ。(隣国スイスはトイレ天国!羨ましい)

駅や公園には公衆トイレがあるが(ところも、ある。20セントが必要です。最近は1ユーロとかいうから言語道断!)道端に偶然見つかる可能性は、まずない。
あっても、それとわからないデザインにしてある・・・!(美観のため)
レストランやバールならトイレがあるだろうが、見知らぬ町だとそれを探すのもままならない。

それなら、イタリア人はどうしているかというと、家を出るときにトイレに行き、それっきり行かないのだ!
数時間の外出なら、なおのこと。
朝からお昼まで持ちこたえ、ランチを食べたところでトイレへ行く。あとは家まで持たせるというから、あたしには考えられない。
連中の膀胱は、お徳用サイズになっているに違いない。

と、思い込んでいたのだが、在伊が長くなるにつれ、そうとも言えないのだとわかってきた。

その辺でするのである。
いわゆる「立ち◯ョン」。


木の陰で。高速のわきでドアを開けて。薮の中に入り込んで。
一目につかないところ(しかし私には見えている)に隠れて。

公園をジョギンングをしていると、じつに毎回のように、膀胱のメーターが振り切れた人々の安堵の背中を目にするんですよ。

男性って、いいですよね、その点。女性はそういうわけには・・・

と思っていた矢先、
ストリートガールがついに耐えきれなくなったようで、川辺の土手をピンヒールのつま先立ちで駆け下りて行った。
あたしと途中で目があったのだが、「あ、女性♥」と安心したようで、
その場でスカートをまくりあげた。
その先は、女性同士の友情、誰にもお見せいたしません。


当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/24/2011

迷信クイズの正解

迷信クイズ設問はこちら>>
さてさて、イタリアの迷信、あなたはいくつわかりましたか?
回答は以下です。

1 黒猫が道を横切ると、縁起が悪いしるし。だから・・・
(正解)  b) その道を避ける

これは簡単でした?黒猫って縁起悪いんですってね、かわいいのに。

ところで
 a) 翌日雨が降る という迷信も、じつはあります。
 「猫が耳の後ろまで洗ったときには、翌日雨」というんです。
これは日本とまったく同じでしょ。びっくり!
写真素材 PIXTA
耳モ洗ウ (c) ファイン写真素材 PIXTA


2 鏡を割ってはいけない。割れた鏡を見ると・・・
a) 7年間不幸に見舞われる
これは欧米でよく聞く迷信だったでしょうか?ご存知の方もたくさん?

c) 鏡の中の自分が話しかけてくる・・・そりゃホラー映画の世界ですわ。


3 走っている霊柩車を見たら・・・
a) 追い越してはいけない=こういう道路交通法(車両)がアメリカに実在します。

正解は b) 鉄に触れる。 鉄がなければ、金気のものに触れてもいいんです。
金といえば、男性は女性にはできない離れ業ができるので、便利(!?)ですね。
いやいや、お下品でしたね。失礼しました。でも、あたしが発明したんじゃないもん。

ソウダッタノカーーー!!!
4 あるものを十字に組んではいけません
a) つまようじ、食器(ナイフ、スプーン等)
b) 靴、指でバッテン
c) a)b)
答えは
c)の a)b)両方です。

食事中にナイフとフォークをT字にするのは大丈夫ですよ。ご安心を。

あたしは爪楊枝で遊んでいて、十字架型を作っちゃったことがあります。「誰がやったの!」と悲鳴があがりました。
指のバッテンもうっかりやるとびっくりされますよ。
とにかく長めのものを二つ、垂直水平90度に組むのがいけないようです。
(やはり宗教的な意味があるようで)

5 自分で買ってはいけない新しい財布。買ってもらったあと、財布の中には・・・
b) 硬貨をいれてもらう。 
お金がお金を呼ぶという発想からだそうで。

でもさぁ、だったら、
c)の新札じゃどうしてだめなのさ?あたしはお札の方が好きよ・・・。

a)  聖人のお札(お守り)は、かなり多くのイタリア人が財布に入れているんですが、新しい財布とは関係ないんですって。なーんだ。
おバカな選択肢に頭痛が・・・

6 ベッドの上に置いてはいけないものは・・・
a) 愛人
b) 帽子とハンガー(正解)
c) まくら

その家に病人が出ると、医者が往診に来て、ベッドの上に脱いだ帽子を置くため、縁起が悪いのだそうです。ハンガーはお葬式のしきたりと関係ありそうですが、未確認。

a) で笑ってくださった皆様に、お礼申し上げます。


7 これを鞄に入れておくと、風邪を引かない?
a) お金
b) 干物
(正解)c) 栗 

なぜ栗なのか?身近では誰も知らないのでこれも未確認。

b)干物・・・鞄から出てきたらびっくりするものを、他に思いつかなかったんです(汗)


8 家の中で開けちゃいけないのは?
a) 傘 (正解)
b) ケーキの入ったオーブン
c) 3年前の牛乳

インディアンの展示(NY) 男女・・・同じ顔?
傘、というのは、床が濡れて滑りやすくなるので危険、という発想から出た迷信のようです。
 今では誰も理由を追求しませんが、これをやると相当嫌がられます。
ショップの店内でも、止めた方が無難です。

b)のケーキは、焼き上がるまで我慢してください。
c) の牛乳は・・・うわーん、これも寒い。

9 こぼしたとたん「あ〜〜〜〜!」
a) 塩
b) オリーブオイル
正解は、両方なので c) a)b) 

かつて塩とオイルが高価だったときの「ムダにしないように」という知恵の名残です。
塩をこぼすと、ひとつまみ拾って、肩越しに投げます。余計散らかして、掃除が面倒じゃない・・・?

10 うちの家族だけの迷信(?)お腹が痛いときに・・・
a) 紅茶をのむ
b) 水割りのレモンの絞り汁をのむ
c) 家の鍵をお腹にじかにのせる (正解)

a) b) どちらもイタリアの一般的な民間療法です。

a) 紅茶  はイタリア/スペインでは「お腹に優しい飲み物」として、病気の時に飲まれます。紅茶を飲んでいると「元気ないの?」と心配されるほどです。

b)レモンの絞り汁 は、吐き気止め。これは意外と効きます。イタリアのレモンは甘いwww

イタリアの家には鍵がこのくらいあります。
そして
我が家の秘策は c) 家の鍵
 
先日あたしがお腹の激痛にのたうちまわって(大げさじゃなく)いたときも、
アレックスがおずおずと、家の鍵を1本持ってきて、あたしのお腹にじかにのせました。


当然すごく冷たいので、そっちに気をとられて痛みを感じないような気分になりますが・・・

もちろん迷信です。
(最大フォントです)

皆様、ご協力ありがとうございました。
このブログが皆様のおかげで持ちこたえていることが、はっきり分かってしまいましたね・・・w


当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/21/2011

迷信クイズ

日本の病院に4や9号室(同じく階)がないのを知って、アレックスが驚いたことがあります。日本人なら当然知っていることですが、外国人にはちょっと馴染みのない迷信だったんでしょうね。

古き良き日本人(あたしも含む)も相当でしょうが、イタリア人は、ひょっとしたら日本人以上に迷信を信じます。
なにか迷信に反することをすると、
「アーーーーーー!ダメダメダメダメ!」と周り中の人からダメ出しを食らいます。

「うわわっ!」 と、ダメ出しの声の方にびっくりして、早速バチがあたったのかと勘違いしそうになります。

アレックスの会社で、迷信を信じるかどうか30人に聞いてもらったところ、
18人が「信じる」、4人が「ある程度信じる」、6人が「ゲン担ぎに信じる」と答えました。
つまり9割の28人が迷信を信じているという結果でした。 

 今日は、イタリア人の信じているおかしな(?)迷信をクイズにしてみましたので、
お時間があったら、考えてみてください。

スキップってあんた・・・。
正解は次回に発表w


1 黒猫が道を横切ると、縁起が悪いしるし。だから・・・ 
a) 翌日雨が降る
b) その道を避ける
c) 黒猫をスキップで追いかける


2 鏡を割ってはいけない。割れた鏡を見ると・・・
a) 7年間不幸に見舞われる
b) 自分がたくさん見える
c) 鏡の中の自分が話しかけてくる


3 走っている霊柩車を見たら・・・
a) 追い越してはいけない
b) 鉄に触れる
c) 見なかった振りをする


4 あるものを十字に組んではいけません
a) つまようじ、食器(ナイフ、スプーン等)
b) 靴、指でバッテン
c) a)b)

悩むぞよ・・・
5 自分で買ってはいけない新しい財布。買ってもらったあと、財布の中には・・・

a)  聖人の札(お守り)をいれてもらう
b) 硬貨をいれてもらう 
c) 新札をいれてもらう


6 ベッドの上に置いてはいけないものは・・・
a) 愛人
b) 帽子とハンガー
c) まくら


7 これを鞄に入れておくと、風邪を引かない?
a) お金
b) 干物
c) 栗



8 家の中で開けちゃいけないのは?
a) 傘
b) ケーキの入ったオーブン
c) 3年前の牛乳


9 こぼしたとたん「あ〜〜〜〜!」
a) 塩
b) オリーブオイル
c) a)b)


10 うちの家族だけの迷信(?)お腹が痛いときに・・・
a) 紅茶をのむ
b) 水割りのレモンの絞り汁をのむ
c) 家の鍵をお腹にじかにのせる




正解はこちら>>

当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/17/2011

移動遊園地 2/2

これが、ある日曜の朝。ジョギングしながら撮った写真。







そして、完成。オープンの前日。

お化け屋敷風ライドです
いもむし型の子供用ジェットコースター


ぶら下がってるおねえさんの人形(下にも)

ぶら下がってる人形のお姉さんのやつは、「サーカス」と看板が上がっていました。
ほんとにサーカスがあったのかもしれませんが、入ってみなかったので、不明。


そして
夜の遊園地がいちばん綺麗なので、夜も行ってきました。
屋台やゲームセンター、ライドなど全部あわせておよそ80はありました。
まあまあ大きな遊園地でしょ。


人出がまばらで、寂しい印象ですが、昼間は大盛況だったんですよ。
メリーゴーランド

この夜は寒かったのと、夕飯前の人の引けている時間(午後7時ごろ)だったせいかな。

それだけでも寂しい雰囲気だったのに、
「人の写真は、撮らないで」と、アレックス。
「なんで!?人を撮らないと雰囲気でないじゃん!」
「金よこせ、って言われるから」
「・・・。」
素直に大人しくなったあたし。

「もっと遅い時間だと、若者グループがたくさん来るんだよ。」と歩きながら、アレックスがいう。男女のグループで来て、遊んでいくんだそう。

「ぼくも昔来た」
「デートで?」
「当然」
「絶叫マシーン怖いのに?」
「それが目的じゃないもん」
夜陰に乗じて、チューでもしていたに違いない。


てっぺんに大きくパニーニ(サンドイッチ)
ゲート近くには、食べ物の屋台がずらりとありました。
甘〜い綿あめの匂い。ポップコーンのバターのにおい。
ホットドッグのソーセージのにおい。
でも気温と湿度が低いので、暖かい香りを包んだ空気がすぐ消えていってしまいます。

「食べたい」あたしがいうと
「我慢しなさい」ケチである。
これでは、夜陰に乗じてチューはできなかったに違いない。

ホットドッグ、サンドイッチ=パニーニ、ピザ、ドーナツほかいろいろなお菓子も売っています。


街灯が黄色みを帯びた色をしていて夜道も暗いヨーロッパでは、
白い光にあふれた夜の移動遊園地に入ると、異次元の世界に行ったよう。


上と同じサーカス(?)小屋
日本の夜のような雰囲気。
ミラーボールがキラリ、キラリ。
ノリのいい音楽。
つまらなそうな射的の店員。
きゃあ〜!と悲鳴のきこえる絶叫マシーン。

巨大な腕で20mもつり上げられる絶叫マシーンやジェットコースターは、日本の遊園地と同じくらい。

これが移動しちゃうなんて、まだ信じられない!


ウォーターライド。


観覧車も!
「写真、撮ってあげようか」

若者がビールの匂いをさせながら寄ってきた。
口元に笑いをうかべているけど、目は油断なく光っている。
「いや、結構です」
断ると、「ちっ」と舌打ちをして立ち去った。

カメラを渡した瞬間に、走って逃げるつもりだったに違いない。

「だから、気をつけてって言ってるんだ」
とアレックス。
「こわい」








子供たちが、カーニバルの格好で遊園地に来ていました。
この時期は
イタリアでは各地でカーニバルが行われていて、この移動遊園地もその出し物のうちの一つ。
町では女の子はお姫さまや妖精の衣装で、男の子は海賊やドラキュラに(勘違い?)仮装して、カーニバルのパレードをしたりするんです。(こんな感じ。別のページにリンク

”真実の口”の手相診断(日本製?)
帰り道のアスファルトの上には色とりどりの紙吹雪。

カーニバルのときは、袋に入った紙吹雪をつかんで投げ合うんです。
興奮さめやらぬ子供たちが、落としていったのでしょう。
車のマットの上にも、花びらのような紙吹雪が。

名残おしいけど、遊園地はまた長い旅に出ます。 


当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/15/2011

移動遊園地 1/2

遊園地が街にやってくる。

ある日、巨大なトラックが何十台も到着するところから、それは始まる。
外国籍のそのトラックは、鉄の足場や、色とりどりの電飾や、折畳んだ看板を満載している。

遊園地の魔法はここから始まる。

トラックが扉を開けてから数日。なにもなかった公園には、大きな遊園地ができあがる。


ジェットコースター 28人乗り!

水上をいくウォーターライド


たしかにそれは巨大なトラックなのだけど、その荷台に何十人も乗れるようなジェットコースターの部品をすべて積んでいるとは、どうやっても考え難い。

おそらくトラックの内部は、パソコンのマザーボードか、女子社員のお弁当箱か、東大生のノートのように整理されているんだろうが、今でも、魔法です、といわれると納得しそうになる私である。

そんな魔法の仕掛けはお任せしておいて、
あたしたちは、遊園地ができあがるまで、魔法にかかったつもりで目をつぶっていよう。

ひとーつ、ふたーつ、・・・じゅう。と数えて目をあけると、公園の中に遊園地ができあがっている。その方がずっとロマンチックでしょ?

ほら、移動遊園地がやってくる。 

(続きは次回)


*****


毎年毎年、移動遊園地がやってくるたびに、写真を撮ってやろうと思いつづけていましたが、今回ついに3日にわたってやり遂げました。・・・というほど難しくなかったんですけどね。だって、ジョギングコースだったから、携帯でパチパチと。


それに、ブログに載せるという大義名分があったので、最後の日には、一眼レフといっしょにアレックスが連れて行ってくれました。


「危ないから、ピッコラは財布は持って行かないで!」
乗り物に乗る前から、ある意味スリルがいっぱいw 


乗り物に乗ると、安全ベルトが弛かったり、代金をちょろまかされたり、カメラを盗まれそうになったりと、ますますドキドキがとまらない。

移動遊園地は、次回にも続きます。
金魚の話は、ちょっと悲しすぎるので、また機会を改めて。 ごめんなさい。


当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

地震に関する海外メディアの反応②

つづいて、また現時点での海外メディアを通しての、最新情報をお伝えします。
更新の遅延をお詫びします。


日本の原発の安全性神話が崩壊した。東海の臨界事故に続いて、最悪の事態である。

今回は、人的災害とは言えないため、事故の情報と同時に、世界の原子力発電の安全基準も完全に足下をすくわれた格好となった。
なにしろ日本の原発は、政府が何度も発表するように、安全に安全を重ねて作られており、その安全基準は世界一高いものだったからだ。
それは当然、地震を想定していたから、であり、今回は完全に東北関東大地震に破壊されてしまったのだが。 

日本の原発の安全基準の高さがどのくらいだったかというのは、他国へのこの事件の波及効果で知ることができる。

例えば、ドイツの環境省長は、福島原発の事故に学んで、国内の原子力発電の安全基準を完全に一新することを示唆した。 (BBC World)

”こういうことが安全基準が極めて高い国で発生した・・・我々が全ての危機から保護されているのかという初歩的な議論がまた開始された。そして、我々はその質問を申し入れたい。”


Anthony Froggart氏、Chatham House (英国の国際時事問題のエキスパート)の主任研究員は、
この福島原発の危機によってさまざまな波状効果があるとしたうえで、
特に、(英国で)原子力発電戦略が見直されることには疑いがないと述べた。

”異なったレベルへの影響が見られるだろう。政治面でも、一般市民も、原子力発電所の建設地について再考することになるだろう。 

しかし、もっとも重要なのは経済への影響だろうと思う。

今、我々は、地震に際して日本の原子炉が要する安全対策を目にすることができた。
この教訓は、現在稼働中の原子炉と、今後開発される原子炉への経済的影響を及ぼすような対策を導くことになるだろう。

つまり、単に経済的な理由によって、原子力への依存から他の発電へと移行する可能性があるということだ BBC World にて発言。

その影響は、この24−48時間ですでに見られ始めた。

安全が最優先であるとして、スイスが老朽化した原発の「交換」案を取り下げ(AFPレポート)、ドイツも原子力発電所の「寿命を3ヶ月延長」する議論を中止した。

日本では議論にものぼらないようなお話だ。 他国の原発の安全基準が推し量られるというものである。

私は、現政権を完全に支持しているわけではないが、
今回の事故は、これほどの安全対策を施していた日本の原発にも耐えれられなかった、という印象だ。 少なくとも海外メディアではそうだ。

しかし、この一件が国民の不安を著しく煽っているのは間違いない。
それには、いくつかの原因があるが、メディア上での日本政府の対応のまずさを指摘する声がある。

以下、ファイナンシャルタイムズより

”公平に見ると、日本の政府は国民とのコミュニケーションや救助活動の指揮をそれなりに上手く取っているといえる。ただし、今回の災害以前のあれやこれを思って期待していなかった分、余計によく見えているのかもしれないが。

・・・しかし、原発のダメージが現実的なものとなった現在、これからが本格的な試練だ。政府は今後、あるだけの知恵を絞ってエキスパートたちの質問に答えていかねばならない。”

”枝野幸男内閣官房長官は、どうも、知的に聞こえるような返答に終止しているようだが、それは良いようで悪い。パニックは確かに防がなければならないが、主導的立場にある人間の回答の正直さに疑いの陰が差せば、すくなくともメディアの上では最悪の反応を招きかねない。”

と、率直さを欠いた返答、つまり国民に「正直に答えていないのではないか」という印象を与えるとしている。

しかし、政府にも今後の見通しにも絶望するのは早い。

例えば、雑誌Timeでは、こういって応援のエールを送っている。 

この規模の地震が他のどのアジア諸国を襲ったとしても、失われる生命は確実にもっと多かったと言える。・・・この災害の最終的な影響によって、日本の社会と経済は苦労を強いられるだろうが、同時に日本よりも復活する力のある国は、世界にはほとんどない。

Haffinton postの日本在住記者は、日本人の底力について賞賛の眼差しを隠せない。

私は頻繁に日本の格言を引用するようなタイプではないのだが、今日、私が目撃したことは、人が生きるための秘密ともいえるもので、私の心を強く打った。
それでここに書き記し、皆に伝えたいと願う。それは、こうだ。
「七転び、八起き」。


イタリアからのブログを銘打っていながら英語のメディアばかり引用しましたが、個人的には、英国(とくにBBC)の報道は正確で偏見が少ないと思っているので、そちらを中心に見てみました。(記事が米国よりも欧州中心になっています)

それでは、また明日。明日は、金魚の記事にしようかな?




当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/14/2011

地震に関する海外メディアの反応①

今回の地震と津波で被害に遭われた方々、そして日本ではらはらなさっている皆様に
心からのお見舞いと、エールをお送りします。


ブログ友達のたげしさん、ここにいらしてる方は、コメント欄でおなじみかもしれません。たげしさんの会社が地震の被害にあわれたそうです。お家も足の踏み場がなかったそうです。他の数名の友人宅でも、家の壁がひび割れる/崩れるなどの被害があったそう。
帰宅できなかった方、延々歩いて帰宅なさった方などなど。甚大な被害です。

お察しします、と言いたいところですが、本人になってみなけりゃ、察することなんかできないですよね。

さて、現在、一番不安なのが、食料や安全な避難場所の確保につづいて、原発でしょうか。

私からは、昨日の海外メディアの反応をまずお知らせします。
というのも「日本政府はなにかを隠していそうなので不安」というご意見が多いから。

これは昨日のことですが、
イギリスの国営放送の国際版 (BBC World)でオックスフォード大の原子力の教授が
「現在の日本の対応の是非」を聞かれて、
「日本の対応は現段階での最良。」と評価していました。
住民の避難は、水素爆発とそれに伴う微量の放射 能もれを憂慮してのことであり、大きな原子炉の爆発にはつながらない、と言っていました。

ひとまず、こういう外部の意見もあるということをお知らせしておきますね。安心にはほど遠いでしょうが。

なんて、これ昨日ですから、情報が古いなあ。

****

今日も、他になにか情報を・・・と思って見ていたんですが、その最中に第2号機の炉心融触の可能性とか・・・。

でも現在は水が注入されつつあるんですよね、第2号機。落ち着いて様子を見ましょう。

さて、ほかにいくつかあたってみましたが、

まず、日本の建築構造がいかに優れていたか、という記事がいくつもありました。

今回の被害はほとんど津波と火災によるもので、日本の建物の耐震性のおかげで助かったと。

「冬寒くて夏暑い日本家屋やビルの建築に文句をいうのはやめました」
と日本在住英国人記者のコメント。たとえばレンガづくり家屋だと、もっと快適なんですよ。しかし、
「日本の建物が、厳しい耐震基準を満たしていなかったならば、数百万人の命が失われていただろう」ということでした。

続きは、1時間後くらいにアップします。


当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。

3/12/2011

狩猟民族イタリアン2

前回の続きでお送りしています。 <前回>

さて、先日この会社の独身男性グループ「イケメンくんとおこぼれ頂戴軍団」が、そろって旅行に行った。

総勢8名、目的地はエストニアの首都、タリン。
エストニア、タリン google mapより

寒い時期に、これまたシブい観光地、と思いきや、 

「獣を殺(し)める旅だった」。
(熊谷達也著作より)ならぬ

「ハンティング旅行」 




「あの辺は金髪碧眼美女が多いんだw スラブ系女性は胸が大きいのでも有名だし。

あの辺はイタリアが好きだし、このグループは成功率が高いから、楽しく過ごせるはずwww」
だそうだ。

女の子をひっかけるために、サッカー同様、チームプレーで臨む。
これが、イタリア男の恋愛術だ。

友人クリスチャンによると「イケメン」が1人2人混ざったチームを編成するのがよいという。

かわいい子と出会うための戦法

1 おとり=イケメンくんでおびき寄せる
2 あらゆる話題できっかけづくり=オタと普通人担当
3 捨て身の笑いを提供=KYくん(日頃のうっぷん晴らし含む)
4 みんながハッピー


という図式らしい。(イケメン/オタ/KY等分類については、前回の投稿へ

こうして聞くと、出会いにロマンチックさがほとんどないのが特徴なのがおわかりだろうか。実際「出会うところにバイオリンはいらない」とクリスチャンはいう。
「出会って、話して、お互い気に入るかどうか見るんだ。そのあとに花を持って行く。ああでも、バラはだめ。重すぎるから」 ・・・・な、なるほど。

そしてきっかけづくり後も、まるでゲームを攻略する勢いで恋を探すようだ。
「今回はここに失敗があったから、次回はこのアイテム/キャラクターを連れて行こう。」

ものすごく内気なアレックスですら、「場数をふめば、ゲームオーバーになる率が減る」
とのたまう。

どうやら、これがイタリアチームの作戦のようです。

さてさて、こうして出かけて行ったオトコども。
そろって肩を落として帰ってきた。
予想外に女性のガードが固かったという。
女性としてはなんとも溜飲がさがる話だ。


「最初は、いつも通りジャンルカ(ハンサム)目当てに女の子が寄ってきたんだよね。
そこで今回はパオロ(空気読めないKYくん)が酔ってお金の自慢を始めちゃったわけ。痛い!と思ったな。

そしたら、意外とウケちゃって、俺たち全員がお金持ちだと思われて、大勢のかわいい子たちにちやほやされたの。
こりゃこの戦法が大当たり?って思った・・・ところまでは良かったけど、計算ミスしてたのが、物価。
エストニアって結構物価高いうえに、女の子たちいくら飲んでも酔わないの。
で、そのうち皆でおごり倒れになった

が。そんなことではめげないイタリア人。 


旅行から戻ってきてからも、ひとときの恋に命をかけて、街の最新のクラブに毎晩行っているということだ。(注)そして会社で寝ている。

なるほど、イタリア男の実態、ここに見たね。

3/10/2011

狩猟民族イタリアン1

あたしの見たところ、アレックスの会社の若い男の子たち(独身組)は4グループにわけられる。
マックのレジに並ぶ若者。大志を抱けw
  1. オタくん(80%) 
  2. 
空気読めないKYくん (3%) 
  3. イケメンくん(2%)


  4. 普通の人(15%)
大学卒業が非常に困難で(入社年齢が上がってしまう)、晩婚傾向にあるイタリアの若者。 

この分類の対象年齢は23〜33歳。
    で、コホン。
    1〜4の分類について説明しよう。
    イタリアの成人男子(例)とは、こんななのだ・・・


    まず、1のオタくんたち
    アレックスの会社の連中はアニメオタや、映画オタ、飛行機マニア&コンピューターギグなどだ。

    アニメオタというのは、最近世界中に生息して分布を拡大しているが、イタリア人だってアニメが好きだ。しかも日本のアニメは超人気。
    そして、昨今「宮崎駿」と言えばアニメ界の神なのだ。
    映画マニアはたくさんいすぎて数えきれない。
    飛行機マニアとコンピューターギグは、あたしの理解を音速で、もしくはテラバイト速で超越する、わけのわからない知識を有している。

    フツウと分類するには趣味への没頭が度を超すので「オタ」と強制的に分類。
     ちなみにアレックスはここに入っている(日本オタ&テニスオタ)


    2の「KY軍団」は、自分が世界で一番偉い、と本気で思っている。上司も友人もわけへだてなく自分未満扱い、まさに空気が読めない。

    曾曾じいちゃんの財産がどうのとか、ユダヤ人の端くれだとか、高級車に乗っているとかいう自慢を不自然に会話に混ぜてきて、自分の地位向上に努める輩。

    本人のすごさを示すにはおよそ根拠のない自慢ばかりで、人を見下そうという努力も空しく逆に見下されているのには気づかない。

    つづいて、あたしには嬉しい3のイケメンくん
    顔の造作というより、とにかく笑顔が美しい(歯がとくに美しい)連中だ。
    口もうまくてほめ上手。 
ゆえに、存在しているだけで女の子が寄ってくる。
    が、悲しいかな、宇宙の真理として、彼らは少数派だ・・・。

    最後に4の普通人。なんでこの普通の人々がいないのか不思議でならない。
    他の国では、普通の人は当然、人口のマジョリティーなわけだが、イタリアでは(アレックスの会社では?)そうとはいえない。


    さてついに本題にはいる。
    この「イケメンくんとおこぼれ頂戴軍団」は、徒党を組んで毎週末、街のクラブに通っている、という話が本題。

    あたしもよく知っている気のいい連中なのだが・・・・

    クラブに通って楽しく飲んでいるだけ、かわいい子と踊るだけだと思っていた純情すぎる私。

    女の子をひっかけて、お持ち帰りをするためクラブに行く

    と知ったとき、あたしはショックでイタリア人が嫌いになった。=(´□`)⇒グサッ 



    ついでにアレックスの過去も疑った。ヽ(`Д´)〆エンガチョ 

     「僕はそんなこと・・・してないよ」?

    なるほど、農耕民族日本人は「収穫待ち」の男性が多いけど、狩猟民族ヨーロッパ人は自ら獲物をしとめにいくのだ・・・!

    「狩猟」の様子は次回につづく

    3/08/2011

    別居してます



    「イタリアのブログなのに、この金魚ってイギリスの話じゃん」と友人に指摘されました。返す言葉がなかったです(笑) あ、でもそのうち、金魚がちゃんとイタリアまで到達しますからね!そのうち・・・


    前回のお話  金魚親子の涙の対面 

    【きんぎょ騒動】 いままでの金魚の話を一覧にして、上のページ「ノスタルジア・カナリア」に入れました。よろしかったらそこからもどうぞ。



    緯度の高いイギリスは、冬の訪れも早いが、春の到来も早い。

    いなか道のラウンドアバウト(ぐるぐる回るロータリー交差点)の芝生では
    黄色のスイセンが3月の寒風に揺れ、気の早いイギリスの桜もはやばやと白い花を咲かせる。

    花がひらきはじめると、庭の垣根にはブラックバードやムクドリが巣を作り、春生まれのまだ地肌の見える子羊たちが初めて牧場を駆け回る。
    そんな3月のある日。(これは、2年前のお話です)

    室内で越冬していた金魚の親子:つまり、子金魚10匹と、その親金魚2匹を外の睡蓮鉢に移動しました。

    去年のままのひとつの睡蓮鉢だけでは手狭なので、金魚親子を2グループにわけて泳がせることにしました。

    親金魚2匹と子供4匹は睡蓮鉢に。

    残りの子金魚6匹は新しい木の樽の水槽に。

    水面に口を出して、風を感じる、金魚の子供たち。
    冬の間増殖した、虫(なんかニョロニョロした赤いやつ)や、はびこった苔をむさぼり食う(笑)金魚のおとうさんとおかあさん。


    金魚が戻って、庭に平和な景色が帰ってきました。
    ユキヤナギの花吹雪が水面に白いさざなみをつくる、うららかな午後がいくつか過ぎたある日曜日の朝。



    おとうさんおかあさんがまた産卵行動をはじめた。

    Σ(ノ°▽°)ノ えっ?


    また、シッポのつけねを突っつき合って、追いかけっこを始めたわけです。




    あんまりお下品になるのもなんなんで、詳細は省略しますが。
    (Youtube で参考動画をご覧ください)


    冬中、寒いところにいたので、暖かくなってきたら、また春を感じてしまった、うちの金魚。


     金魚が産卵する条件  
    1 成長したオスメスがいる
    2 必要な栄養をとっている
    3 水草等が入っている
    4 水槽が大きい(水量が多い)
    5 水温が20度程度ある



    いやー。水槽を気に入っていただいていて、お二人愛し合っちゃってるのはいいんですけどね。

    (^_^)(^^ )スリスリ (^_^)(-- )スリスリ(^_^)(^^ )スリスリ


    これ以上増やすのは、いくらなんでも無理だって・・・! 

    しばらくあっけにとられて、追いかけっこをしている幸せな2匹を眺めた後、
    あたしは、メス(おかあさん)を網ですくって、新しく買った2個目の睡蓮鉢に移動しました。




    避難。



    てことで、両親は別居中。

    ほんっっと、オスときたら・・・・人間も動物も、油断がならん!



    次回のきんぎょ騒動(来週かな)には、ハンカチをご用意ください。




    当ブログは各種ブログランキングに非参加ですが本文下の「おもしろい」にクリックを頂くと、とっても励みになります!   もしくは、「おきてがみ」か「あし@」にクリックをどうぞよろしくお願いします。