9/07/2010

ジェラート〜冷たい情熱のドルチェの歴史〜 2/3

ジェラートはイタリアに平和をもたらすか?


現在の経済危機もジェラート人気に影を落とすことはできない。

結局のところ、味わったときの大きな幸福を考えると、ジェラートへの出資など取るに足らないのだ。

Secondo Coldirettiによると、2010年の夏はジェラートの消費が過去最大になる予定だという。なんと、イタリア人は20億ユーロ以上をジェラートのコーンとコッパ(カップ)に費やす計算。

ジェラートに対する情熱では、イタリア人は完全にひとつだ。

つまりイタリアが南北で異なるなどという偏見はそこにはない。
例えジェラート消費は北部の方が多く、独身や若いカップルほどジェラートを好む傾向があるというささやかな違いはあるにしても( Secondo Coldiretti調べ)。

手作りジェラート店の数の増加も見られる(+10.9% 2004〜2009年)。現在のところ手作りをうたったジェラテリアは36,000店舗あり、600種類のフレーバーを提供している。

最近の法改正により、ジェラート職人の正資格者でなくとも、ジェラート職人を名乗ることが可能になった。となると、もちろん最低限、使用上の注意に従うことが条件だが、誰でも準調整品の使用が認められるし、法律に則って製品を販売することも可能である。

◇この記事はCORRIERE DELLA SERA Viaggi  "Il gelato : Storia di una dolce passione" をPiccolaが翻訳したものです。
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