イタリアン・ジェラートの起源とは?
最初にジェラートを食べたのは、発祥国のイタリア人ではなかった!?
世界中で愛されているイタリアン・ジェラートの秘密と歴史を、超真面目にリサーチしました。
以下、イタリアの新聞 コッリエーレ・デッラ・セーラとコラボしている
旅行雑誌 DOVE からお届けします。(訳・Piccola)
旅行雑誌 DOVE からお届けします。(訳・Piccola)
コッリエーレ・デッラ・セーラ(サイト) |
ほんとうにおいしいジェラートを口にいれると、それはデリケートな後味を口中に残しつつ喉を撫で降りていくような感覚があるという。
一体どのようにして、この冷たくて甘い至高のグルメは誕生したのか。
起源は実は、エトナ山(シチリア島)の雪らしい。
雪にフルーツと砂糖を混ぜたものが、シチリアにいるアラブの王族に初めて供されたのが、9世紀のこと。
(image ) (c) みけ|写真素材 PIXTA
こうしてグラニータ(かき氷)が誕生し、イタリアのジェラートの伝統はそこに端を発した。
16世紀には二人のトスカーナ人(肉屋のルッジェーリと建築家のボンタレンティ)がジェラートの発明を競い合い、他方で、シチリア出身のプロコピオ・デ・コルテッリがジェラート店をパリに開店。これが世界初のジェラート店、1686年のことだった。
「コーンの部分もイタリア製」のジェラートは1903年12月15日、かの有名なイタロ・マルキオニーによってアメリカで特許を獲得した。イタリアン・ジェラートの名声はその後、イタリア移民のルートにそって世界中に拡散していった。
◇この記事はCORRIERE DELLA SERA Viaggi "Il gelato : Storia di una dolce passione" をPiccolaが翻訳したものです。
当サイトはリンクフリーですが、ご利用の際はどうぞご一報を。◇
0 件のコメント:
コメントを投稿