12/28/2010

イタリア流おもてなし

住んでみると、驚くべきイタリアの習慣にでくわすことがよくある。
先日、マッシモ&シルビア夫妻家へ行った時のこと・・・

飲み物に、といって
キノ(オレンジのような果実のコーラ色の果汁)
コカコーラ
ダイエットコーラ
スプライト
ファンタオレンジ
キノ(キノット)
各2L入りボトルを出してきてくれた。

「おっ。キノだ!いいねえ。」と喜ぶアレックス。
他のボトルを開けるともったいないと思って、あたしも同じにした。

キノとは・・・

 

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キノとは、コーラのような色の炭酸飲料。イタリアの会社が販売している。
キノ(ウィキペディア)

甘い+ちょっと舌には苦みが残るが、意外とすっきりした味。大人になってからハマる人多し。

さて、2L入りキノを1本開けたあと、シルビアは、
「んー、あたしは、ダイエットコーラかな」
マッシモは「俺は今日はどうしてもスプライトなんだ」
と、
結局3本の2Lボトルを開けてしまった
 
なんだかもったいなくて、あたしはお代わりにスプライトを飲んでみたが、
当然、6Lは消費されることはなかった。

アイスクリームを頂いた別の友人宅では、頂いている間中、残りのアイスクリームがテーブルに出しっ放しだった。 

「まだおかわりあるから!どんどん食べて!」

そのアイスクリーム詰め合わせ(ジェラート屋でお持ち帰りを買うと、容器にその場でいろいろ詰めてくれる)は、当然溶けて味がまざってしまった。

食事に招かれた時に出てくるパンもそう。

パスタがあろうが、リゾット(お米)が食事だろうがおかまいなく、パンの山が数個テーブルにある。
 
写真素材 PIXTA
(c) KAZUMI写真素材 PIXTA

どこかのパンの山が低くなると、新たにパンがスライスされる。たとえ、他の山が残っていようとも、だ。
 
「あ、これ、食べないから、あげるよ」とあたしが言っても
「ひとのパンを取って食べるなんて!!」
と、新たにパンがスライスされ、あたしのパンは乾いて堅くなってしまうというわけだ。(それはパン粉として再利用されるはずだけど)

上の経験をふまえて、どうやら食の天国イタリアでは

食品を無駄にすることで、おもてなしを表現しているようだ、とだんだんわかってきた。

しかし、根っからの「もったいない」精神の日本人としては、


お客さまがあたしの家に来た時に、

これと同じおもてなしをするのが辛いのだ
 
ああ、もったいない、もったいない。

4 件のコメント:

  1. 確かに自分がおもてなしする立場だと
    かなり辛いですね・・・
    昔から、もったいない精神を叩き込まれた
    日本人にとっては贅沢な話しです。と言いつつも
    その食の無限地獄を一度、あじわってみたいと
    思ってしまう私は矛盾してますね・・・

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  2. こんにちは。コウスケといいます。僕のカボチャ話にコメント頂いていたようでありがとうございます! なぜかピッコラさんからのコメントがスパム扱いになっていて、お返事が遅くなってしまいました。スイマセン。

    イタリアでお客様をおもてなししたら、1週間ぐらいは残り物で生活できそうですね。

    ちょくちょくお邪魔させてもらいますので、よろしくお願いします!

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  3. まさしさん

    新しい家が見つかったら(現在探していますw)お知らせしますので、ぜひ一度。
    無限地獄をこころゆくまで味わって下さい・・・(にやり)

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  4. コウスケさん

    コメントどうもありがとうございます!
    o(*^▽^*)o

    ははは!1週間は余裕です!
    うちはクリスマスの残り物で新年まで食いつなぐつもりですからw

    こちらこそ、またお邪魔しますのでよろしくお願いいたします。

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