2/16/2010

イヴレアのカーニバルの背景


↓↓こちら↓↓がイヴレアのカーニバルの歴史的背景です。





 
今年のパレード(2月14日)ウエディングドレスの今年のヒロイン
この歴史的カーニバルの、もっとも重要な登場人物は、粉屋のむすめ、ヴィオレッタです。

このヒロインは、中世の暴君からイヴレアの民衆が勝ち取った自由のシンボルとされています。

中世、イヴレアの民は、領主レイネーリ・ディ・ビアンドラーテが課す重税や民衆への圧政に苦しんでいました。

花嫁となったばかりの町むすめヴィオレッタは、街の花嫁が、この領主と結婚初夜をともにしなければならないという決まりを、勇敢に戦って退けたのです。

結婚当日の夜、城へと続く道をのぼりながら、娘はその日彼女の夫となったばかりのトニオットに言います。
「わたしは、絶対にあいつの言いなりにはならないと誓うわ」

ドレスの下に隠した短剣を抜くや否や、ヴィオレッタは悪領主の首を切り落とし、それを城から街の民衆に見せたと伝えられています。

これが、反乱の発端となりました。
領主の屋敷はすぐさま民衆の手によって落ち、その場所には、永遠に何も建つことはないと宣言しました。

中世の暗黒時代を舞台としたこの伝説は、多くの伝説がそうであるように、実際の史実に基づいた部分があります。たとえば、当時、ドーラ・ベアルタ川の脇には、数多の水車式製粉場が立ち並んでいました。

イヴレア民衆の蜂起は、実際は度重なる小麦粉への増税に対して起こったのかもしれませんが、それでも、現在まで何世紀にもわたって語り継がれて来たのは、街を救った、美しいヴィオレッタの姿なのです。

(以上、公式ページから。文章のご利用の際は、著作権へのご配慮をお願いします)
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イヴレアのカーニバル 公式サイト

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