これまでのきんぎょ騒動は・・・
春先に買ったイチゴの鉢植えに、花がつきました。(といってもご存知のようにこれは過去のお話)
イチゴっていうのは、ストロベリー(Straw-berry)という名のとおり、
花がついてからは Straw(藁)を根元に敷いてやって、イチゴの実(berry)が地面にふれないようにするそうです。
そうでないときは、
こういったイチゴ専用のポットに植えて、実が垂れ下がる形にもっていく。
赤い実が揺れる様子を見ているだけで、
甘酸っぱ〜い気持ちになってきます(・・・そしてヨダレも出る)。
と、ある日いつものようにイチゴ参りをしていたら、
ポトリ、と音が真後ろでしました。
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右端のがイチゴポット。 |
振り向くと、それは青い卵の殻でした。
空色のそれはそれは綺麗な、お菓子かなにかかと思うくらいのパステルカラーの卵の殻。
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水色のたまご |
「こっこれは!シャッターチャンス!」と思い
人差し指と親指でもって、
そう〜っと殻を拾い、
パンジーの隣に持ってきたのですが・・・
なんと、殻が、まだ温かかった!
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生まれたばかりの小鳥の卵だったんです。
それを親鳥が巣から落としたところだったんですね。
あたしはもう、えも言われぬほど、感動しました。
調べてみると、それはムクドリの卵でした。
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ムクドリ Photo by Geoff Athey |
以来、気をつけて見るようになると、我が家の軒先には、ムクドリの親鳥と、生け垣に巣をつくるブラックバードが忙しく飛来していました。
それからしばらくして・・・
庭先で鳥が大騒ぎしているので、どうしたかと出てみると。
小鳥が金魚のいる睡蓮鉢の水の中に落っこちていました。
まだ震えている |
鳥って、羽根が水を吸うと飛べないんですよね。
よく見ると、それはムクドリ。しかもこの小鳥、ずいぶん小さくてくちばしの根元も黄色い。
例の青い卵の小鳥が、巣立ちに失敗して、水槽に墜落したようでした。
親鳥がそれを見て騒いでいたんですね。
それで、あたしは急いで、金魚をすくう網でもって、小鳥を救出しました・・・!
まずはとにかく、小鳥を温めてやらないと、と思い、
網の枠に足をかけてひなたぼっこ。 |
もちろん近所の猫が来ないか、あたしは家の中から監視。
その日は運良く、イギリスにしてはいいお天気で、日向に立っているとお肌がジリジリするくらいの暑さ。
最初は目をつぶって、震えていた小鳥も、お日様に当たって・・・
自分で向きをかえた。羽根を広げています。 |
だんだん羽根を動かすようになり、羽根も乾いてきて・・・
40分ほどすると、ポトリ、と自ら生け垣から降りて、
まだうまく飛べない羽をバタバタさせて、庭の隅っこに飛んでいきました。
空からは、親鳥が後を追っていきましたよ。
よかったよかった。
気の毒だったのは、思わぬ侵入者を迎えた子金魚たち。
金魚もひなたぼっこをする。(オレンジのがそう) |
よっぽど怖かったんでしょう、ちっとも水面にあがってきません。(笑)
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